合同就職説明会を実施しました
10月下旬に差し掛かり、朝晩の寒え込みが厳しくなってきました。
いよいよ本格的に秋がやってきたようです。宮城の紅葉も見ごろを迎えています。
さて、本学科では10/16(月)に合同就職説明会を開催しました。
STが活躍するフィールドは、医療機関や福祉施設、教育機関…対象も小児から高齢者までと幅広く広がっています。中でも医療機関の求人が圧倒的に多く、リハビリテーション科や耳鼻咽喉科などで多くの需要があります。そのため、学生の目も医療機関に向きがちとなっているのが現状です。
しかし、人口の4人に1人が高齢者という超高齢社会の日本においては、福祉施設(特に高齢者)での需要がどんどん高まっており、STの嚥下・言語機能のリハビリは特別養護老人ホームなどのサービスの一つとして非常に注目されています。
そういった背景から、学生にもっと福祉の分野にも目を向け、また自分がSTとして一番やりがいを感じ、活躍したいと思える場所に出会える可能性の幅を広げてもらうために、今回の福祉施設限定の合同就職説明会を企画しました。
東北だけでなく北関東からも、老人保健施設や特別養護老人ホームなどを運営するたくさんの福祉施設様にお集まりいただきました。
参加した学生達の表情は真剣そのもの。そのまなざしに刺激されてか、ご参加頂いた施設の担当者様の説明も、現場の想いが織り交ぜられた熱いものとなっていました。
話を聞き終えた学生に感想を聞いてみると…
「今までは医療機関への就職を希望していたのですが、今回の説明を聞いて、老人保健施設にも興味が湧いてきました。病院と違って薬を処方しない分、セラピストの腕にかかっている点にとてもやりがいと魅力を感じます。」との声が。
2年生は実習も終わり、今後は就職活動が本格化します。国家試験に向けての勉強の合間を縫って活動するのはとても大変なことです。
ですが、その大変な数か月もこれから数十年と続いていくST人生に比べたら、さほど長いものではありません。
理想に掲げたSTになるために、しっかりと自分の心と向き合い、悩んで欲しいと思います。
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