STと表情筋トレーニング
みなさんこんにちは。仙台医療福祉専門学校 言語聴覚学科 広報担当の児玉です。
年が明け、あっという間に1月も終わろうとしています。寒さも厳しさを増し、「天気予報
を見るたびに『最強寒波』って聞いている気がする…」といいかげんウンザリしている自転
車通勤の私です。
さて、今年度も残すところ約2ヶ月となりました。
本学科の学校説明会も、今年度はあと2回となります!
2月開催回は櫻庭ゆかり学科長による体験授業『笑顔のチカラ 表情筋トレーニング』が行
われます。なにやら今回は『美』や『印象』がキーワードな様子。。。
「もしかしてSTとは関係ないのでは?!」
そう思ったアナタ!
実は表情筋トレーニングは、言語聴覚士(ST)が関わる症状にとっても関係があるので
す!
『パーキンソン病』
このブログをお読みの方の中には、よくご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
パーキンソン病とは、脳の幹にあたる黒質という部分の神経細胞が次第に減少し、その神経
が働くときに使うドーパミンという物質が減ることによって起こる病気です。ドーパミン
は、脳において、運動の仕組みを調節するような働きを担っているため、ドーパミンが減る
ことにより、動きが遅くなったり、体の緊張が高くなったりします。
この病気にかかると、主に手足がふるえる、動きが遅くなる、筋肉が硬くなる、体のバラン
スが悪くなるといった症状がみられます。
いわゆる「パーキンソン症状」といわれる運動症状が主なこの病気では、様々な運動療法が
リハビリテーションとして行われており、病状の安定や緩和、日常生活の向上において大切
な治療と位置づけられています。
さらに、パーキンソン病患者の約半数の方が会話や嚥下に問題を抱えており、早口になる、
低く小さな声でボソボソと話す、どもる、単調な声になる、一度に話せる内容が短くなる等
の症状が見受けられます。また、顔の表情が乏しくなることも特徴の一つです。
ですから、パーキンソン病によるコミュニケーション障害に対して、言語聴覚士によるリハ
ビリが重要な役割を担っているのです。
今回体験授業で行う「表情筋トレーニング」は、STが行うリハビリの一つでもあるわけです。
今やパーキンソン病は珍しい病気ではなくなりつつあります。
言語聴覚士に少しでも興味のある方は、この表情筋トレーニングを是非体験していただきた
いと思います。(美容や印象アップにも役立ち一石二鳥♪)
この体験授業が行われる学校説明会は、まだ若干の残席があります。
少しでも気になった方は、是非いらしてみてくださいね!
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