Mini column【映画で言語聴覚士を知る】

“言語聴覚士”という仕事は、実はまだまだ知名度が低く、何か自分自身が関わることがあって、初めて知った人も多いはずです。しかし、実は今までに映画やドラマなどでこの仕事を取り上げているものがいくつかありますので、そのひとつを今回はご紹介します。

映画「英国王のスピーチ(2010年)」


18世紀、吃音(きつおん)に悩む英国王ジョージ6世が周囲の力を借りながら克服し、国民に愛される王になるまでを描く実話に基づく作品です。

国王という立場柄、国民の前で演説をすることが多いものの、吃音(きつおん)のために聴衆も落胆していました。そこで何人かの「専門家」に治療を依頼するも、良くなる兆候がありませんでした。そこに、「言語聴覚士」の1人の男性が現れます。彼の治療法は驚くようなものばかりでしたが、それは表面的な部分ではなく、症状の深い本質の部分から改善していくための策でした。

そしてジョージ6世は家族が見守る中、第二次世界大戦の開戦という歴史上に残る重要なスピーチに挑みます。

この作品はトロント国際映画祭で最高賞を受賞しています。

キャストは、「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズのコリン・ファース、

「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのジェフリー・ラッシュ、

「アリス・イン・ワンダーランド」などのヘレナ・ボナム=カーターです。

この時代にも、言語聴覚士という役割を果たす人がいて、活躍していたと思うと、

歴史のある仕事でもあるように思えます。

是非1度見てみる価値のある作品です。

次回のmini columuでは、言語聴覚士にまつわる書籍をご紹介いたします。



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